ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

責任によるコントロール

2024年03月06日 07:59

わが子に向けられるコントロールは、

直接的な指示命令だけではありません。

それより怖いのは、知らず知らずの内に

自覚がないままコントロールしてしまっている

パターンです。

それは、どういうものかと言いますと、

「責任」によるコントロールです。




1つは、子どもが負うべき責任を

親が肩代わりしてしまうパターンです。

これは、わが子に失敗させないよう、

負担をかけないようにと、

いわば子ども自身が背負うべき荷物を

親が代わりに背負っているようなものです。

これは、子どもの判断力意思決定力

奪うこととなり、主体性を欠いた、

依存心の強い子どもに育ててしまいます。




こういった関わり方は、

暗にわが子に自分を頼らせるように

仕向けるコントロール法です。

自己愛が欠如した親に多いパターンです。

自分に依存させることで、

「必要とされている」

「求められている」

という充足感安心感を得ようとするのです。




もう1つは、

子どもへの責任転嫁によるコントロールです。

これは、夫婦喧嘩や嫁姑のいさかいの原因に、

子どもの成績や素行不良が仕立てられる

パターンです。

「あんたがしっかり勉強しないから、

お母さんが怒られるでしょう!」

といったケースです。よくあると思います。




大人同士が衝突することと、

子どもの状態は別の問題です。

大人たちが感情を処理しきれないことを

子どもの責任にすることは、

全くの責任転嫁です。




こういった関わり方は、子どもに無用な

罪悪感恥辱感を与え、行動を縛る

結果となります。




恥辱感というのは、自身の存在自体に

対する罪悪感のことです。

「ここに居てはならぬ者」

と解釈させてしまうのです。

そのことにより、子どもたちは痛々しいほどの

ガンバリズムから深い挫折感を味わい、

自虐的な自己否定感から閉じこもります。




いずれのコントロール法も

子どもに致命的なダメージを与えてしまいます。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

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