原因のない結果はない
2025年08月19日 07:02
何らかのアクシデントが起こった時に、
現状の対処に明け暮れ、
根本にある問題が
なおざりにされてしまうことが
少なくありません。
不登校の場合、
毎朝登校するのかしないのかに
ばかり気を取られ、
ひきこもりの場合は、
「いつ動き出すのか」
「どうしたら動くのか」
といったことばかりに
気を取られがちです。
無理もありませんが、
ここで考えて頂きたいことは、
何事も原因無くして結果は
起こり得ないということです。
「火の無い所に煙は立たず」です。
ですから、
常に状況は起こるべくして起こりえた
と考え「なぜそうなったのか」を
見定めていく必要があります。
時折、
「原因にこだわり犯人探しをしても
現状の改善は望めないので、
今とこれからをどうしていくかを
考えるべきだ」
といった趣旨の支援に対する考え方
を聞くことがありますが、
これは、原因を本人に尋ねても
充分な答えが返ってくるわけでもなく、
原因を確認することは容易ではなく、
時間も手間もかかることから
こういった発言が出てくるものと
思われますが、
現状(長いケースは20年にも至る)を
導いた要因にある
本人が抱えている「トラウマ」に対し、
あまりにも認識に乏しい支援者の発言
としか言いようがありません。
原因を見定められない支援者の
言い訳かも知れません。
トラウマの克服無しで、
現状の改善のみを実現できると
思っているのでしょうか。
恐らく、復学したり、バイトなりが
出来るようになったら、
ひきこもりが解決したとみなして
いるのでしょうが、
そんな単純なものではありません。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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