ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

無力を悟り成長を心がける

2026年08月11日 07:34

当協会では、

当事者家庭に向けた家族会

「たらちねの会」と、

座談会形式の家族の居場所

「うぶすなの庵」

二つの自助会を運営しています。




このそれぞれの会は、

血縁でも地縁でもない、

同じ“問題”を抱えた「問題縁」により

集まるグループです。




“問題”というものは、

その時点での自身の限界

知らしめてくれるものであり、




自己をとらえ直すための

新たな世界観を得られる機会を

与えてくれるものです。

ですから、

自己成長のための好機でもあるのです。




この自助会の活動目的は次の三つです。

分かち合い

当事者同士でないと分からない痛みを

共感しあい解決のための情報を

共有します。

ときはなち

罪責感などで押し込められた心を

解放し、自分を許し

親としての自尊感情を取り戻します。

ひとりだち

自己責任に基づき、主体的に自ら先に

行動していけるようになります。



活動内容について述べてみましょう。

先ず、ひきこもるという現象を理解し、

人そのものを理解していくことが

求められます。




私たちは心をもった存在です。

心に何が刻まれたことで、

ひきこもるといった生き方しか

できなくなってしまったかの理解を

深めていきます。




そのために体験 (何があったか)を

真正面から見すえ、

参加者同士で互いに共有していきます。




それぞれの体験は、

すべてこれからに活かしていきます。

活かすことで人生を豊かにし、

新しい生き方を創造していきます。




親御さんは、自身の力ではもう

わが子を動かせない、

状況に変化を起こせない無力さ

認めることが大切です。




無力を認めることで、慢心を抑え

向上心をもつことができます。




「否認」は、正直さ素直さを失い、

他者に対してサポートを求める姿勢

を損ないます。




できること、できないことを

明確に区分けして、

できないことは、

他者に委ねることも必要です。




自分でできないことを

そのままにしている間に、

長期化が進んでいきます。




できないことを他に委ねる

ということは、

自分ができることは

主体的に実行していく

ということでもあります。




そうやって

少しずつ成長していけるのです。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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